カフェインは1日どれくらいとっていいのか?
眠気覚まし、栄養ドリンク、総合感冒薬に含まれているカフェイン。
よく薬と栄養ドリンクの併用などで成分が被ってしまうカフェインですが、1日にどれくらいの摂取なら大丈夫なのでしょうか?
目次
カフェインの効果
中枢興奮薬と言われるカフェイン。
効果としては主に興奮作用、利尿作用などがあげられますが、配合されている理由としては、倦怠感の緩和・痛みの緩和・眠気覚まし・集中力アップなどなど…
カフェインを摂取すると腎臓での水分再吸収を抑制し、膀胱の括約筋を弛緩させるため人によっては何度もおしっこにいきたくなります。(利尿作用)
カフェインの摂りすぎはよくない?
カフェインを摂りすぎてはいけないというイメージがついている方が多いとおもいますが、なぜいけないのでしょうか?
・眠れなくなる
眠気防止のために服用した場合を除きますが、風邪薬などにも配合されているため内服したがために休養をとりたいのに眠れなくなってしまう場合があります。
・常用性がある
エナジードリンクや栄養ドリンクを何本も毎日のように摂取したばかりに、それがなければだるくて頭がボーッとしてしまうケースや、摂りすぎにより体が痺れて救急車で搬送されてしまうなどカフェインに依存してしまうケースもあるようです。(カフェインに限った話ではありませんが…)
・胃が痛くなる
カフェインは胃酸の分泌を促進するため、普段から胃酸がよく出る人や空腹時は摂取することにより胃がムカムカしたり痛くなったりすることがあります。
他にもカフェインには頭痛、不安、めまいなどの副作用がありますが、これはカフェインに限った話ではなく、どの医薬品でも起きる可能性はあるのでカフェインを摂ってはダメというわけではありません。
テスト前や会議前、運転中などどうしても眠ってはいけない時などに摂取することは悪いことではありませんからね。
また運動前に摂取することで集中力をアップさせたり、脂肪燃焼効果(糖質をエネルギー源として使う代わりに脂肪が多く使われるそうです)が期待できます。
妊婦がカフェイン摂取を避けた方がいい理由
カフェインレスコーヒーがマタニティコーナーに置かれてますよね?
一応妊婦さんにカフェインは禁忌とされていないようですが、カフェインは母乳や胎盤へ移行しやすいと言われています。
赤ちゃんはカフェインの代謝が苦手なので大人には普通の量であったとしても、過剰摂取となってしまいます。また心拍数を上げたり下げたりしてしまう可能性もあります。
小児用の眠気防止薬が無い理由もこれと同じで、摂取することによりかえって逆効果になる事があります。
カフェインの一日摂取量
まずカフェインって何にどのくらい含まれているのでしょう?
・緑茶・コーヒー(1杯)…約50~60㎎
(玉露は160mgくらい含まれています)
・栄養ドリンク・風邪薬…約50㎎
・眠気防止薬…約100㎎以上200㎎以下
こうしてみると眠気防止薬にはかなりのカフェインが含まれていますね。
そして摂取量ですが調べてみたところ日本では、食品添加物への使用量や、1日当たりの摂取許容量の基準がないそうです。
健康な成人では1回に200mg以下、1日に400mg以内が安全量と言われているのでそれを超えないようにしましょう。もちろん不要に摂取はしないでくださいね。
カフェインの半減期は5~6時間と意外に長いのでそこにも注意が必要ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
こうしてカフェインのことについてまとめていると、カフェインの摂取が悪かのような記事になってしまいましたが、決して摂取してはいけない成分ではありませんので、誤解なさらないでくださいね。
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