口内炎のお薬ってあるの？
誰しもが一度は経験した事があると思います。
"口内炎"
一度できると治るまでに少し時間がかかるため、せっかくの美味しい食事も台無しですよね。
今日は口内炎についてお話しします！
目次
口内炎とは
口内炎と言えば口の中にできる白くて丸いできもののイメージが強いかと思われますが、正しくは口の粘膜、または口周辺にできる炎症を指す言葉になります。
口内炎と一言で言っても種類がいくつかあるのでそれについても解説していきます。
アフタ性口内炎
口内炎と言えばという感じがありますが、大体の口内炎はアフタ性口内炎と呼ばれます。
こちらは赤や白の1〜5mm程度の潰瘍が口内の粘膜にでき、食べ物を食べるとしみたり、会話をする際でも痛みを伴うことがあります。
原因は様々ですが、栄養不足・ストレス・睡眠不足・疲れ・ホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。
1〜2週間程度で治ります。
カタル性口内炎
自分で噛んでしまったり、火傷をしてしまったりする事で物理的に口内に傷を作り、炎症を起こしたものです。
こちらは傷の度合いにもよりますが比較的治りは早いと思われます。
真菌であるカンジダによる口内炎です。真菌はいわゆるカビです。
カンジダは健康な体の人であれば炎症を起こしませんが免疫が下がっている人や、赤ちゃん・妊婦・高齢者などはかかりやすい傾向にあります。
見た目は白い斑点が広がり、痛みがあまりないのが特徴ですが悪化すると赤くなり、痛みを伴うこともあります。
単純ヘルペスウイルスに感染し、炎症を起こします。乳幼児に多く、無症状の事もあります。
しかし一度かかると大人になってからも体調を崩した時などに発症する事があります。
水泡が口内炎にでき、痛みを伴います。乳幼児は特に発熱を伴うこともあります。
ウイルスであるため人への感染にも注意が必要です。
口内炎の薬
基本は殺菌成分＋抗炎症成分になります。口の中の菌を殺して、炎症を抑えるということですね。お薬によってはこれにプラスして傷ついた組織を修復する成分も含まれていることがあります。
そして内服、軟膏、スプレー、パッチなど種類も豊富なので場所や使いやすさで選ぶと良いと思います。
《内服》
トラフル錠
トラネキサム酸…抗炎症成分
カンゾウ乾燥エキス…抗炎症成分
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)
リボフラビン（ビタミンB2）
L-アスコルビン酸ナトリウム（ビタミンCナトリウム）…皮膚や粘膜の機能を正常にする
炎症を抑える成分に加え、ビタミンも配合されています。
黄連解毒湯エキス顆粒
鼻出血、不眠症、神経症、胃炎、二日酔、血の道症注）、めまい、動悸、 更年期障害、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ、口内炎 など様々な症状に効くようですが、「熱」を持っているかどうかが重要です。炎症や熱などに対して効果が期待されます。
《軟膏》
口内炎軟膏大正A
セチルピリジニウム塩化物水和物…抗菌消毒成分
アラントイン…抗炎症成分
口内炎軟膏大正Aクイックケア
【指定第2類医薬品】口内炎軟膏大正クイックケア 5g ※セルフメディケーション税制対象商品
- 出版社/メーカー: 大正製薬
- 発売日: 2015/03/02
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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アズレンスルホン酸ナトリウム…抗炎症成分
グリチルレチン酸…抗炎症成分
塩化セチルピリジニウム…抗菌消毒成分
炎症が酷い場合は口内炎軟膏大正Aクイックケアのようにステロイドが配合されたものを選んでも良いかもしれませんが、通常であればステロイドは配合されていなくてもかまいません。
《パッチ》
トラフルダイレクト
【指定第2類医薬品】トラフル ダイレクト 12枚 ※セルフメディケーション税制対象商品
- 出版社/メーカー: 第一三共ヘルスケア
- 発売日: 2012/03/08
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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アフタッチA
【指定第2類医薬品】アフタッチA 10錠 ※セルフメディケーション税制対象商品
- 出版社/メーカー: 佐藤製薬
- 発売日: 2013/02/01
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- この商品を含むブログを見る
口内炎パッチ大正クイックケア
【指定第2類医薬品】口内炎パッチ大正クイックケア 10枚 ※セルフメディケーション税制対象商品
- 出版社/メーカー: 大正製薬
- 発売日: 2014/03/03
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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全部一緒の成分ですね！(笑)
パッチの素材に少し差があるようです。
トラフル…他の二つに比べて直径が大きい
アフタッチ…直径は小さく、分厚い素材
大正クイックケア…サイズは他の二つの中間、表面がツルツルして歯などにくっつきにくい
《スプレー》
トラフルクイックショット
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物（水溶性アズレン）…抗炎症成分
トラフルはどんなタイプでも商品がありますね。こちらはスプレーですがジェル状スプレーなのでサラッとしすぎず傷に成分が留まってくれそうです。
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物…抗炎症成分
セチルピリジニウム塩化物水和物…抗菌消毒成分
ビタミン剤も効果的？
口内炎を早く治すにはビタミンB群（特にB2）の摂取は非常に効果的だと言われています。またアミノ酸のL-グルタミンの摂取も良いそうです。
そしてできれば糖質の多い食事、タバコ、アルコールの摂取、カフェインの摂取は代謝のためビタミンB群を大きく消費するので控えめにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか？
痛い痛い口内炎が早く治るようなものを紹介しましたが、なんと言ってもならないことが一番良いので口腔内の清潔、栄養摂取、睡眠、ストレス発散などできるところは工夫していきたいですね。毎日のお仕事、お勉強お疲れ様です。
